内科

一般内科の診療

咳、発熱、頭痛、腹痛、吐き気・嘔吐、下痢といった急性症状、糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、肥満などの生活習慣病、貧血、喘息、肺気腫、不整脈、動脈硬化をはじめとした慢性疾患など、幅広い症状や疾患を診療しています。
疾患の中には意外な症状を起こすものが珍しくありません。長引く咳が食道疾患によって起こっていることもありますし、背中などの痛みが皮膚疾患で生じるケースなどもよくあります。放置していると重症化したり、治しにくくなったりすることが多いため、「おかしい」と感じたらお気軽にご相談ください。

風邪

鼻やのどの粘膜に炎症を起こしている状態で、主にウイルスによって生じます。主な症状は、咳、鼻水、のどの痛み、発熱です。多くは数日で症状が改善しますが、それ以上長引く場合は肺炎や気管支炎になって重症化する可能性があります。症状がひどい場合や、長引く場合には早めに受診してください。

インフルエンザ

風邪に比べて急激に重い症状を起こします。インフルエンザは例年、冬期に流行し、潜伏期間は1～5日です。早めに受診することでウイルスの増殖を抑える治療が可能になります。気管支炎や肺炎、脳炎など重篤な合併症を起こす可能性もありますし、周囲に感染を広げないためにも、急に高熱が出たらできるだけ早く受診してください。

花粉症の治療（舌下免疫療法）

スギ花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎は、治療薬を舌の下に投与する舌下免疫療法が可能です。
当院では保険適応で舌下免疫療法が可能ですので、お気軽にご相談ください。

高血圧

血圧が高い状態が続くと血管に負担がかかり続けるため、動脈硬化を進行させやすく、脳出血・心筋梗塞などを発症するリスクが高くなってしまいます。血圧のコントロールを行うことで、こうしたリスクを下げることができます。生活習慣病としての高血圧は、遺伝的な要素、塩分の過剰摂取をはじめとした食生活、運動不足、習慣的な喫煙や飲酒、ストレスなどによって発症するため、生活習慣の改善が重要です。

脂質異常症

血液に含まれる脂質(悪玉コレステロールや中性脂肪)が過剰な高脂血症と、過剰な脂質を回収して肝臓に戻す善玉コレステロールが少ない状態が含まれます。血管内の脂質が増えると血管壁にプラークとしてたまって狭窄を起こし、動脈硬化を進行させます。遺伝的な要素、過剰な脂肪の摂取をはじめとしたカロリー過多の食生活、運動不足、習慣的な喫煙や飲酒などによって発症するため、生活習慣の改善が治療には不可欠です。女性は女性ホルモンの分泌量が減少する更年期から閉経の頃に発症リスクが上昇しはじめるため、毎年の健康診断で数値を必ず確認してください。

糖尿病

血液に含まれる糖分が過剰な状態が続く疾患で、動脈硬化を進行させるだけでなく、毛細血管にもダメージを与えて深刻な合併症を起こします。血液中の糖質は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンによって細胞のエネルギー源となりますが、インスリンの分泌量が減る・働きが弱くなることで糖尿病を発症します。糖尿病になると細胞が十分なエネルギーを得られなくなって、感染しやすい・傷や炎症が治りにくい状態になり、さまざまな疾患の悪化リスクが上昇してしまいます。

骨粗鬆症

骨は破壊と再生という代謝によって強度を保っていますが、代謝がうまく行われなくなって骨密度(骨量)が減ると骨がもろくなり、ちょっとした衝撃で骨折しやすくなります。これが骨粗鬆症です。進行して骨密度が低くなると身体の重みで背骨が潰れるように圧迫骨折を起こすことがあり、連鎖的な圧迫骨折によって寝たきりになってしまう可能性があります。女性は閉経後に発症しやすいため、更年期を迎えたら定期的に骨密度を計測するようおすすめしています。骨密度低下を予防するためには、骨をつくるのに必要なカルシウムなどをしっかりとって、軽い運動を習慣的に行って骨に負荷をかけて強化することが重要です。必要があれば、薬物療法などによる治療も行います。